中国の断崖村・阿土勒爾村がすごい

中国には、大自然の断崖絶壁の中、毎日命懸けで生活している人々がいるといいます。

それが、中国南西部、四川省涼山彝族(イ族)自治州の昭覚県、阿土勒尔村(アトゥラール村)

標高約1400メートルの傾斜した高台に72世帯が暮らしており、地元では「崖村」「断崖村」などと呼ばれています。

 

スポンサーリンク


断崖絶壁のはしご、危険な通学路

阿土勒尔村(アトゥラール村)は岩山の上に孤立した状態のため、これまで戦争などに巻き込まれることが無く、肥沃な土地で豊かな農業を営んできました。

そのため、周囲の村からは“桃源郷”と呼ばれる一方、断崖絶壁の危険な道を行かねばならず、毎日が命懸けの状態…。

通学や買い物のため、村人は高さ約800メートルの断崖絶壁をつたい、はしごを使って麓の街まで下ります。

このはしご、2016年に鉄製のはしごになりましたが、それ以前は竹製でぐらぐら揺れるはしごだったそうです。

この頼りないはしごを、命綱なしで上り下りしなければならないのです。

集落の子供たちも、崖の上にある家から麓の小学校に通うため、この危険な通学路を行くしかありません。

高さ800メートルの断崖絶壁を、命綱も付けずにはしごをつたって行く通学路…。まさに命がけの登校ですね。

 

スポンサーリンク


 

この危険な道、実際に滑落してしまった事故も発生しており、村人や子供も亡くなっているといいます。

大人も大変ですが、それ以上に子供は大変で、危険な通学に2時間もかかるため、学校に通わなくなった子供もいるのだとか。

それでも山に住み続ける村人に、「子どもが教育を受けられないのは良くない」「上手く観光地化できれば経済的に潤うのでは」といった意見が中国の中でも寄せられ、賛否両論のようですね。

阿土勒尔村(アトゥラール村)の人々の社会は、まだ近代化以前の状態で、生活水準も数十年は遅れているという話です。

少数民族の彼らが、崖の上から移住したとしても、すぐには新しい環境について行けず、暮らしが楽になる訳ではないそう…。

村の人々のためにも、安全に行き来できる環境を整えてほしいですね。

 

スポンサーリンク